古代ギリシャのタソス島・ワイン造り見学
発酵・保存
圧搾が終わると、出来た汁を大きなツボに移し、果汁を発酵させます。
完全に発酵が終わると、こし器や袋を使ってろ過します。
↑その後、特別な貯蔵室に保管されます。ツボの後ろにある四角い建物です。
↑貯蔵庫の中です。中は少し涼しそう。
ワインのかめを、地面に半分程埋めたりして常に摂氏15度の温度に保っていたそうです。地面から出ているのでもう出荷前なのでしょうか。
瓶詰と出荷
出来上がったワインはアンフォラというツボに移されます。いよいよ出荷です!
↑荷車に乗せられたアンフォラ。近くにマルコスおじさんがいました。
しかし、この時代の航海は簡単ではなかったようです。こんなに沢山の人が関わって大事に作られたワインが、船の大破によって海に流れ出すことも少なくなかったそうです。
こんなに大変な思いをして作ったのに…。
出来上がったお味は?
古代ギリシアのワインは、辛口・中甘口・甘口の3種類。
薬味、薬草、樹脂、香料で味付けされることもありました。
近代のワインよりもアルコール度数が高く、約16%。飲みやすくなるように水で割って飲んでいました。
古代ワイン・飲み方ポイント
①アンフォラを開封する
②ワインを空気に触れさせるためボウルに注ぐ
③専用の容器に入れ冷たい水に浸ける
④ジョッキに移し、ワインを楽しむ
おまけ:領主の屋敷?
ブドウ農園のすぐ近くに、領主が住んでいると思えるような建物を発見。どうやらマルコスおじさんの家ではなさそう。
↑入口には花瓶や植物が沢山植えられています。壁はしっかりした造りでよく見ると模様が入っている。窓も凝った造りですね~。
↑玄関の天井にはブドウが植えられていました。いつでもブドウが食べれるなんて、羨ましい~。
↑屋敷の内側の壁には絵が彫られていました。
↑庭付きのテラスもありました。像が飾ってあってとても豪華ですね~。白いベンチでくつろぎたいですね。
↑しかも裏口の階段を下るとすぐに海岸があるので交通アクセスも良さそうでした。
最後まで見てくれて有難うございました
今回はこれで終わりです。ワイン造りの大変さや報われないこともあって、当時の人達がワインを愛していた理由が少しわかった気がします。
また、見に来てください。( ̄▽ ̄)ノシ
おわり