ピレウス港を観光!
今日は活気あるピレウス港にやって参りました。ピレウス港は、アテナイの南西にある半島にあります。
すぐ近くにはアスクピレウス神殿もありますよ。
こちらの女性はアスパシアさんです。才能豊かで、高い社会的地位まで登り詰めた人です。紫のドレスに紫のアクセサリー。首の装飾品の模様がとても複雑ですね。
ほお~。美女がいる。
流石、ギリシャ美人は鼻が高い!
アスパシアさんが言うには、このピレウス港はギリシアで屈指の賑やかな港だそうです。
当時のギリシアの都市にとって、海上貿易は無くてはならないものでした。貿易によって、国外でしか手に入らないものもあったそうです。
エジプトとも取引をしていたそうですよ!
ギリシアとエジプトって…。距離が有るなあ!
港にやって参りました
海を背景に記念撮影をする主人公カサンドラさん。観光が出来て、ちょっと嬉しそうに見えます。心なしか笑っているね。
下の写真を見て下さい。カサンドラさんの近くにある像は、道を挟んで二対ありますよ。前回の旅行先だった『ヘパイストスの庭園』もライオン像が左右対称に飾られていました。
この石像、カサンドラさんの身長の4倍位の高さだね。
もしカサンドラさんの身長が170cm位あるとすると、この像は7m位あるのでしょうか?
港の様子を眺めているカサンドラさん。こちらの4体の像も道を挟んで左右対称に配置されています。右奥に見える大きな建物がアスクピレウス神殿です。
港市場
色々な人が集まるピレウス港。この港には沢山のギリシア人と海外からの訪問者、メトイコイがいました。
メトイコイって?( ̄o ̄)メトイコイとは『移民』のことです。
5000~6000人のメトイコイが暮らしていたそうですよ。なので、多種多様な人々が暮らすこの港には国際的な雰囲気があったそうです。
↑青いカーペットに花びらが沢山!男性の商人が売っているのは香水でしょうか?でも、女性のお客さんは鏡を見ているようなので化粧品かもしれません。
古代ギリシアでは既におしろい、口紅、アイシャドウなどが使われていたそうです。
今も昔も女の人は綺麗になりたいんだね。
時代は違えどそこは同じだね。
↑海岸沿いには魚を干している女の人がいました。一番右端の銀色の魚はプタスダラかもしれません。プタスダラは地中海を泳いでいるそうです。白身魚で味は淡白。
魚をそのまま丸ごと吊るすだけなんだねえ。
日本だと開いて干すよね。
美味しい干物が出来るか心配だわ。
↑漁の準備をしているお婆さんでしょうか?網を編んでいるように見えます。この網を見ると、作りがしっかりしていて器用な印象です。
↑港で見かけたこちらのバリケードも、内側の模様が渦巻きで中心と外側は花びら(漢字だと米)のような細工が施されています。古代ギリシア人はとても器用で凝り性な気がしてきます。
↑バリケードの裏側に周ってみるとお店を発見しました。商品は、オリーブでしょうか?
港にある商品にはすべて2%の商業税がかかっていました。この税金を徴収する地位をもつ5人組がいたのですが、とっても儲かっていたそうです。
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